千葉県市川市でピアノ教室をしていらっしゃるS先生のグランドピアノ、ヤマハG2Eの調律をしました。
S先生とは鹿島市で初めてお会いしてからどの位になるんだろう…(ちょっとやめておこう笑) と思うぐらい長いお付き合いで、S先生のグランドピアノG2Eは、ワタクシ平山響一郎の実家である平山ピアノ社でオーバーホールしたものです。
S先生はピアノ愛がとても深く、一時エジプトにも在住され、国際感覚にも優れた先生で、いろいろなお話を聞かせていただけていつも楽しい時間を過ごさせていただいています。
コンクールの運営も長きに渡り携わり 「最近は積極的には教えてないけど」等とおっしゃってますが、精力的活躍しておられます！
S先生のグランドピアノG2Eは1972年製造のピアノで、なんと製造からもうすぐ50年になります。
この時代の国産ピアノは、欧米のピアノメーカーに追いつくために一切の妥協をせずに品質を追い求めていました。
まだ本格的な大量生産が始まっていなかったため、もともと手先が器用な日本人が妥協せず情熱をもって一台一台丁寧に作り上げたピアノは次第に欧米のピアニストにも認められました。
そんな素晴らしいモノづくりをしていた時代のピアノで、しかもS先生が愛をもって弾いていらっしゃるので、製造から50年近く経ちとってもいい音に仕上がっています！
この後にピアノの大量生産に成功し、日本の国産ピアノが世界を席巻した礎になったピアノですから、まだまだこれからもステキな音楽を奏でてくれるでしょう。
そんなピアノの調律に長く携われるのは、調律師冥利に尽きます。
S先生とは近日中またお会いしそうな気がしますので、よろしくお願いいたします(笑)
