栃木県小山市にお住いのK様宅でヤマハのグランドピアノの定期調律です。
製造番号の末尾が00とか000等の場合コンサートグランドかプロトタイプでしか使用されない製造番号がこのピアノにはふられているのですが、ヤマハのグランドピアノなかでもかなり異彩?異才?を放つ珍しいプロトタイプです。
なんと、ピアノに書いてあるサインは、なんとクラシックピアニストのレジェンド、アルトゥール・ルービンシュタインのものです!
ルービンシュタインのサインと共に「This is a fine piano!」と書かれています。
もしかしたら、ルービンシュタインの為に製造された逸品なのでは…。
サインの日付が「66年、6月18日」と、、、50年以上の時を経たグランドピアノがご家庭にあるのですから、日本の家庭にあるピアノをもっともっとたくさん調律したくなります。
このようにとても貴重でレアなピアノなので、K様は何度かピアノの修理をしながら代々大切に受け継いでいらっしゃいます。
今回の調律では、タッチの調整を重点的に行いました。
小学生の頃に理科の実験で重さを測るのに分銅を使いましたよね?
ピアノの調整でも分銅を使って鍵盤の下がる重さ&上がる重さを測って基本的な重さの調整をして、最終的には何度も鍵盤を弾いてよりよいタッチに仕上げていきます。
K様のご家族はとても音楽好きな一家で、一般住宅の中に音楽専用のお部屋を作り、パパはサックスでジャズを、お嬢さんはピアノを弾いていらっしゃいます。
親子でセッションとか最高ですよね。
パパはたまにライブ活動を、お嬢さんはコンクールに出場するなど本格派の音楽一家、いつか家族でCDデビューするときにはぜひ調律はお任せくださいませ!(笑)